Jewelry思い出ジュエリー物語
ジュエリーにまつわるエッセイを随時募集しています。
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vol.18 涙の瞬間
September 19.2003

学生のときのこと。
入学式の時に斜め前に座っていた男の子。私は、彼をひと目見て好きになった。

どうにか仲良くなりたい…。そう思いながらも彼を眺める日々が続いた。そんなある日、偶然にもある授業で彼と席がとなりに!!
彼と話ができるだけで幸せ、そんな日々が一年。仲良くなったにも関わらず、関係が壊れることを恐れた私は告白なんて…。

気が付けば、友達としての関係が四年。不思議なことに私の気持ちは、まったく変わることがなく、むしろ、彼はますます大切な存在となるばかり…。

大学四年の夏。私は勇気をもって思いのたけを彼にぶつけた。彼は「分かった」とだけ。彼との四年間の関係がこれで終った、と思うと涙が止まることがなかった。

のことを忘れようとしていたそんなある日、
彼から一本の電話が。待ち合わせの場所で、彼は無言で指輪を差し出した。
細いシルバーのリング。
無機質で、でも、なぜか温かく大切にしたくなる…まるで彼のような指輪。
別れ際に、「好きだ」とだけ言ってくれた。私は涙が止まることがなかった。
written by コスモス

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Vol.18  涙の瞬間
Vol.17  思い出の瞬間
Vol.16  別れ〜出会い、そして今へ
Vol.15  いつか…
Vol.14  思い出のダイヤモンドリング
Vol.13  誕生石のピアス
Vol.12  真珠のネックレス
Vol.11  二つ目の結婚指輪
Vol.10  10年目の贈り物
Vol.9  クリスマスのデザートは…
Vol.8  結婚6年。唯一もらったジュエリーは・・・
Vol.7  小さな炎
Vol.6  雪の日のエメラルド
Vol.5  「わたし」へのプレゼント
Vol.4  二人のプラチナリング
Vol.3  空の雫
Vol.2  ジュエリーに愛を添えて
Vol.1  思いがけない贈り物